新型コロナウイルスの影響で、対面での作業が難しくなりZoomを用いたオンラインのリモートワークが注目を集めています。私も、3件の家庭教師先を抱えていますがコロナウイルスの影響で対面での授業ができなくなってしまいました。そこで今回、Zoomを用いたオンライン家庭教師を開始しました。
ZoomではiPadの画面を共有するという機能があり、このZoomの機能を用いることでiPadの画面にApple Pencilで書き込み、生徒と共有することができます。今回はこのZoomを使ったオンライン家庭教師の方法と通信量について解説します。
使うもの
使用するのは、ノートパソコン、Zoomに画面を共有するためのiPad、Apple Pencilです。生徒側にもZoomを使うためのノートパソコンもしくはタブレット端末を用意してもらう必要があります。
スマートフォンでも、Zoomを使うことは可能です。しかし、Zoomを表視させる画面が小さく、iPadに書き込んだ画面が十分に見えない恐れがあります。
Zoomによるオンライン家庭教師の方法ついて
ここからは段階を追ってZoomによるオンライン家庭教師の方法について解説していきます。
まずZoomを開きミーティングを開始すると、下のような画面になります。そこでZoomのメニューから「画面を共有」というタブをクリックします。
するとこのような画面が開きます。
ここでZoomの共有するウィンドウまたはアプリケーションの選択という画面になります。この一番右の「iPhone/iPad」をクリックし、「共有」をクリックします。
するとZoomのこのような画面になります。iPhone/iPadで次の指示に従ってくださいと指示されます。
まず、パソコンと同じWi-FiネットワークにiPadを接続するように指示されますので、iPadのWi-Fiをパソコンと同じものに接続します。
次にiPad上でAirPlayを開きます。これはiPadの画面の右上隅から下方向へスワイプすると、「画面ミラーリング」というものが見つかると思います。これを選択します。
すると、iPad上の画面ミラーリングでZoom-(Zoomのユーザー名)が出てくると思うのでこれを選択します。
これでパソコンのZoom画面上にiPadの画面が同期されて表示されるようになります。下の写真ではiPadのメモにApple Pencil で物理の図を書いたものをZoomの画面上に表示させています。
私はいつも、iPadのメモを黒板代わりにしてApple Pencil で書き込んでZoomの画面に表示させることで、家庭教師として生徒に教えています。
こうすることでZoomを使って、生徒の顔を見ながらiPadに指導したい内容をApple Pencil で書き込み生徒に見てもらうことができます。このZoomの画面共有の機能は言葉だけでは伝えられない様々な情報を、簡単にZoomを使って相手に理解してもらえるので非常に便利だと思います。
SurfaceならiPadを使わずに直接書き込んで画面を共有できる
iPadの画面共有以外にも、Zoomの画面共有の機能にはパソコン上のドキュメントを表示させたり、ホワイトボードという機能でパソコンに直接書き込んだ内容を表示させることもできます。Surfaceなどのタッチペンに対応したパソコンなら、パソコンの画面にタッチペンで直接書き込み、それをZoomのホワイトボードの機能で相手に見てもらいことも可能です。
つまり、SurfaceユーザーはiPadと同期させなくても、直接パソコンにSurface penを使うことで画面に書き込んだ内容をZoomでリアルタイムで相手と共有することができます。Macは残念ながらタッチパネルに対応していないので、iPadの画面を共有してZoomのミーティングを行う必要があります。
Zoomで使う通信量について
Zoomを用いたオンライン家庭教師で気になるのが使用する通信量だと思います。試しにZoomでiPadの画面を共有しながら、一対一でカメラをオンにした状態でZoomのオンラインはどのくらい通信量を消費するのか測定してみました。
結果は一時間でZoomは766MBでした。
そこで次は30分だけカメラと音声に加えて画面共有し、残りの30分はカメラと音声のみでZoomでオンライン家庭教師を行ったところ下のような結果となりました。
今回は340MBですね。先ほどに比べて大きく減少しています。
このことから、Zoomの画面共有では消費する通信量もそれなりに多そうです。通信量に制限のあるルーターを使用してZoomでオンライン家庭教師を行う場合には、注意が必要といえそうです。
まとめ
Zoomを用いたオンライン家庭教師の方法をご紹介しました。現在、10回ほどZoomでのオンライン家庭教師を行っていますが、主だったトラブルは発生していません。
対面での家庭教師に比べてオンラインでの家庭教師は不便さも感じますが、何とかZoomを使って工夫してこの状況を乗り切っていきたいと思います。
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