医学部合格に向けた物理の学習戦略

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勉強法

 今回は、医学部受験に向けた物理の学習戦略についてです。物理はある程度巷で言われる使うべき参考書・問題集が限られています。医学部受験の鉄則は周りのやっていることから外れない、ということですのでまずは定番のルートで学習していきます。そのうえで、苦手分野やそれぞれの志望する医学部に応じた戦略を取っていきましょう。

使用する主な参考書・問題集

エクセル、セミナー等の網羅系問題集

物理のエッセンス 力学・波動、熱・電磁気・原子

良問の風

重要問題集

名問の森 力学・熱・波動1、波動2・電磁気・原子

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力学だけでなく電磁気に重点を置く

 医学部の二次試験の物理の二大頻出分野といえば、力学と電磁気です。その他波動・熱力学から1問の計3題出題というのが基本の医学部二次試験出題パターンです。

 ここで気を付けなければならないのが、多くの学校で電磁気の学習が3年の夏~秋となる場合がある点です。力学は低学年の物理基礎の分野でも散々触れていますから、ある程度どの受験生も得点できている傾向にあります。一方で電磁気は、学習時期が遅く演習量が不足する傾向にあります。

 医学部入試の物理で得点力を伸ばすカギは、この電磁気をいかに早く学習できるかにかかっていると言っても過言ではありません。

まずは網羅系問題集を高3の7月までに終わらせよう

標準使用期間:高2~高3の7月

 エクセル、セミナー等の網羅系問題集を高3の7月までに完璧にしましょう。国公立大学の医学部受験を見据えると、国公立大学医学部の物理の入試問題の大半は本当に標準的で典型問題が出題されています。合格に求められる得点率も80%~90%という大学が多いです。基本に忠実に、そして繰り返し反復することが国立医学部の物理の入試では求められています。

 公立高校の場合恐らく進度が遅く、まだ電磁気分野の学習が終了していないことがあります。原子は秋に学習しても良いのですが、電磁気は物理の医学部入試において力学と同程度のウエイトを占めます

 そのため、できるだけ早期に電磁気の学習を終了し問題演習に取り組みたいところです。そこで、ここでは高3の7月末までに電磁気までの網羅系問題集が一通り終了していることを目指します。学校の進度が遅れている場合には、自分で予習を進めましょう。

 物理のエッセンスで理解を深める

 物理のエッセンス

 標準使用期間:高2~高3の11月

 物理のエッセンスは教科書と入試問題の架け橋をしてくれるような参考書です。教科書では書かれていないような、入試問題を解く上での必要な思考、テクニック、物理の見方について学ぶことができます。学校の授業で扱った範囲について、その都度エッセンスで理解を深めておきましょう。

典型問題をマスターする

良問の風

標準使用期間:高3の7月~8月

 網羅系問題集で一通り学習が終了したら、いよいよ問題演習に入っていきます。エクセルやセミナーから直接重要問題集・名問の森に接続するのはハードルが高いので、良問の風でまずは典型問題に対する対応力を養います。

 この良問の風が完璧に解ければ、重要問題集や名問の森もおそらく楽に解けるようになります。特にこの時期は電磁気の理解が不十分であると思うので、良問の風を何度も繰り返して定着させましょう。

このブログを書いている私は現役時代に良問の風の電磁気を8周しました(笑)これが物理が伸びた最大の理由だと確信しています!

入試問題への応用力を養成する

重要問題集

標準使用期間:高3の8月~10月

 医学部入試レベルの問題集としては名問の森が定番ですが、私はあえて名問の森の前に重要問題集にとりかかることを推奨します。

 まず、ここまで物理のエッセンス、良問の風と進めてきて名問の森に入るとすべて同一作者の問題集になってしまいます。問題や解法の偏りが生じてしまう恐れがあります。

 さらに、名問の森の特徴としてそれぞれの問題で学んでほしい項目が明確になるように工夫されています。過去の入試問題を改題してあるのです。問題も解法もとてもスマートになっています。

 しかし本番の医学部入試問題は、時に設定が奇をてらった問題も多く比較的ヘビーな問題への対応力を養成することが必要です。重要問題集は実際の入試問題を収録した問題集ですので、そうした言わばスマートでない雑な問題に対する免疫をつけることができます。

良問の風の後に重要問題集へ接続するのは

1、問題・解法の偏りを防ぐ

2、名問の森のスマートな問題ではなく、本番の入試の雑な問題への免疫をつける

の2点が目的です。

 このような観点から、重要問題集にじっくりと取り組んだうえで名問の森へ移行すると良いでしょう。重要問題集はA問題は取り組みやすい問題も多いですが、B問題は難しいです。時間をかけても良いので味わって解いてください。

名問の森 

標準使用期間:高3の10月~11月

 重要問題集が終了して、時間があれば名問の森に取り組みましょう。必須ではありません。

 重要問題集ができるようになっていれば、名問の森の問題にはそこまで手こずることは無いと思います。上手な解法や物の見方が解説されていますので、吸収しながら医学部の二次試験の応用力を高めていきましょう。

原子についても知識は入れておく

 原子分野は、今まで入試に出ていないという大学の医学部もあります。たとえその大学の医学部を受験予定だったとしても、原子の知識は11月~2月にかけてしっかり習得しておきましょう

 医学部を目指す浪人生は確実に原子の知識をマスターしてきますし、医学部を受験するレベルの現役生であれば、ノータッチということは考えられません。もし今年初めて出題されたとしたら、かなりのハンデとなります。そうならないように対策は必須です。

化学の勉強法についてはこちらをご覧ください。

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