基礎医学のおすすめ教科書レビュー

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医学部生活

今回は私が使用した中でおすすめできる基礎医学の教科書を紹介していきます。大学の図書館やAmazonを覗いてみてください。

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リッピンコット イラストレイテッド生化学

 まずは生化学の教科書からリッピンコットをおすすめします。生化学は様々な大学で恐らく最初に学習する医学基礎の基本です。糖・脂質代謝やアミノ酸、タンパク質など上級生になっても当然基本となってくる知識です。しっかり教科書で理解を深めておくと後々楽になります。

 リッピンコットの優れている点は、各ページの豊富なイラスト、図表です。また、各章最後についているの要約のページや概念図は理解を非常に助けてくれます。それぞれの章に学習問題がついていてテスト勉強に使える点も良いところです。

アバス-リックマン-ピレ 分子細胞免疫学

 続いては免疫学の教科書です。免疫学は最近20年で大幅に研究成果がアップデートされているので昔の教科書では知識が誤っていることもあります。最新の教科書での学習を薦めます。

 この、分子細胞免疫学は免疫学の教科書の中で最高の教科書であると思います。通常医学の教科書は量が膨大なため通読は推奨されませんが、この教科書はすべての記述に無駄がありません。私は免疫学の試験勉強中に何回も繰り返し通読しました。免疫に理解が飛躍的に高まります。

 特に第4章の「自然免疫」、第9章の「T細胞の活性化」、第12章の「B細胞活性化と抗体産生」、第13章の「体液性免疫のエフェクター機序」の補体についてのチャプター、等は非常に明快にまとめられています。

 また、微生物に対する免疫応答の理解の整理は時に混乱を生じやすいです。しかし、この教科書では細胞外寄生性細菌、細胞内寄生性細菌、真菌、ウイルス、寄生生物のそれぞれに関して自然免疫獲得免疫に分けて説明されています。そのため、系統立てて微生物に対する免疫の知識を整理して理解することが可能です。

 新書で購入すると電子書籍もついてきますので非常におすすめです。

標準微生物学

 続いては標準微生物学です。

 標準微生物学は非常に量の多い細菌、真菌、ウイルス、寄生虫についてそれぞれ簡潔にまとめられています。とくにお勧めできるポイントは顕微鏡写真が豊富に掲載されている点です。視覚的に暗記を助けてくれます。

 また、各章が(1)分類、(2)形態・染色性、(3)生物学的性状、(4)分離・同定・診断、(5)病原性・感染症、(6)予防・治療の順に書かれています。

 臨床との橋渡しもスムーズに記述されていて良いです。

解剖学講義

 解剖の教科書ではグレイ解剖学が有名ですが、私は解剖学講義をぜひ購入し使用すべきだと思います。

 解剖学講義の一番の特徴は非常に平易に記述されていることです。解剖の知識は膨大ですから知識の整理にはわかりやすく簡潔にまとまっている教科書が良いです。特に脳神経の分野の記載は素晴らしいです。

 多くの解剖学の教科書は海外の翻訳ですが、この解剖学講義は日本語で書かれた解剖書ですので表現に不自由する点もみられません。

 この教科書の図は簡潔で見やすいですが、アトラスとして解剖の勉強に使うのには不足します。アトラスとして有名な書籍としてプロメテウス、ネッター、グレイのアトラスの3つが挙げられます。これらのいずれかを選択して解剖学講義と併用すると良いと思います。

 個人的にはプロメテウスの図が最も見やすく描写されていると感じます。特に筋肉の起始・停止や神経支配など分かりやすくまとまっています。迷ったらプロメテウスを選んでおけば間違いないです。

 解剖の勉強は基本的にプロメテウスのようなアトラスと解剖学講義のような解剖の教科書、さらに実習書として解剖実習の手引きの3冊を使います。

 解剖の講義が始まる前に揃えておくと良いでしょう。解剖実習に向けてアトラスや手引きを眺めるだけでもモチベーションが高まると思います。

 基礎医学はなかなか臨床との結びつきが感じられずモチベーションが上がらないこともあると思いますが、基礎医学の理解が十分であればあるほど臨床医学を学ぶときに暗記しやすくなります。積極的に学んでいきましょう。

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